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【Kanmu】顧客ドリブンで「決済×投資」領域の新規事業にも果敢に挑戦するテックカンパニー | kiitok review
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【Kanmu】顧客ドリブンで「決済×投資」領域の新規事業にも果敢に挑戦するテックカンパニー | kiitok review

kiitokがハイクラスエンジニアにオススメしたい企業を紹介する「kiitokレビュー」
今回は、注目のFintech企業の「Kanmu」(以下カンム)を紹介します。

カンムは、アプリでつくれるVisaプリペイドカード「バンドルカード」を提供しています。
金融サービスを使えるけど使わない「心理的unbanked層」に対して、ソフトウェアの力で解決することをゴールに、プリベイドカード以外の事業展開も予定しています。

ユーザーの課題と向き合い、プロダクトの魅力で群雄割拠のFinTech業界で独自のポジションを築き成長を続ける魅力的な企業です。

では、カンムの事業と開発体制、開発文化、ポジションや成長機会について解説していきます。

今回お話を伺ったのは

ito

株式会社カンム
CTO
伊藤友気さん

1989年愛知生まれ。東京大学工学部マテリアル工学科学士、東京大学大学院情報理工学系研究科中退。在学中よりフリーランスのソフトウェアエンジニアとして活動。中退後 TreasureData にて Fluentd Enterprise のテックリードとして事業を推進し、2018/07株式会社カンム入社。Erlang/OTP、 MessagePackなどのOSS開発にも参加している。

今回インタビューに答えて頂いたのはCTOの伊藤さんです。
インタビューはkiitok運営の株式会社トラックレコードCTOの上原が担当しました。

目次

  1. まずは会社とプロダクトについて紹介
  2. 次はプロダクトをつくっている開発チームを紹介
  3. 最後に、今もとめるポジションと成長機会を紹介
  4. 他にもこんなことを聞きました。

まずは会社とプロダクトについて紹介

会社の歴史とプロダクト、実績や今後の展開などについて紹介していきます。

株式会社カンム

売上:非公開
社員数:30名(2020年4月時点)
所在地:東京都渋谷区恵比寿1丁目20-18 三富ビル新館 10階
URL:https://kanmu.co.jp/

2016年のサービスリリースから急成長中

kanmu レビュー記事.001

創業自体は2011年のカンム。当初より金融領域の事業を手掛けていましたが、2016年にバンドルカードをリリース。2018年に後払いサービスの「ポチっとチャージ」をリリースしてから急成長しています。
2019年には100万ダウンロードを突破し、わずか1年後の2020年には200万ダウンロードを達成しています。

誰でも簡単につくれるカード

kanmu1

バンドルカードは、アプリからネットショッピング専用の「バーチャルカード」を発行でき、使う分のお金をチャージしてすぐに利用することができます。また「リアルカード」を発行すれば、お店でも利用することが可能となります。

アプリ上で利用明細を確認できることから、支出管理としての役割も果たしています。

群雄割拠なキャッシュレスで着実に成長

map出所:国内キャッシュレス決済カオスマップ

一方で、LINE Pay、PayPay、メルぺイなどのキャッシュレス系のアプリや、アプリ上で決済ができるサービスは、ここ数年で複数登場し、キャッシュレス業界全体が群雄割拠の様相を呈しています。

バンドルカードは、このように多くのサービスが登場している中でもポイント還元などはほとんど行わずに、安定的にダウンロード数を伸ばしています。

また以下の図にもあるように、確実にユーザーに使われるアプリへと成長しています。

kanmu3バンドルカードの月別ユーザーの利用実績


カンムが伸びている理由は、一人ひとりに向き合ったプロダクト

kanmu レビュー記事.002

サービスを成長させてきた理由の一つは、プロダクト開発へのこだわりです。

話がちょっと飛びますが、クレジットカードやキャッシュレスアプリなどは合理的に考えれば、お金を持ち歩く必要がなく、かつポイントも還元されるなど「使わない理由」が存在しにくいです。
一方で、現金を使い続けている人がいるのも事実です。そこには、理屈では説明しきれない「心理的な障壁」が存在しているためです。
そこでカンムでは一人ひとりの課題に丁寧に向き合いながら開発することを大切にしています。

例えば、「現金でないと、今いくら使っているのかわからない」という課題に対して、前払いチャージと利用履歴の見える化によって、自分がお金をコントロールできるような体験を提供しています。

kanmu4ユーザーからのレビューでも高い評価


顧客の声に向き合って生まれた後払いサービス

kanmu2

また、他にも「今月少したりないけど、多くはいらない」という課題に対して、すぐに少額をチャージして後払いできるサービス「ポチっとチャージ」を2018年から提供しています。

機能先行でものづくりをするのではなく、顧客の小さな課題に丁寧に向き合うものづくりのスタイルが印象的です。


「決済×投資」領域への新規事業に挑戦

kanmu レビュー記事.003

カンムの今後の事業展開は、現事業であるバンドルカードの価値の拡充に加えて、投資のハードルをさげることにフォーカスした「決済×投資」の新事業にチャレンジしており、すでに開発も進めています。

またその先のチャレンジとしては海外マーケットへの進出も検討しています。海外では以下のM-PESAなどが代表例ですが、このようなモバイル決済が圧倒的に普及している国が存在します。
具体的な検討はこれからですが、国内市場にとどまらず、グローバルに挑戦する構想を掲げています。

kanmu レビュー記事 4.001

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kiitok 上原

kiitok
上原

目の前のユーザーが持つ課題に一つ一つ真摯に取り組んでプロダクト開発に取り組んでいる。
その上で着実に成長できているのはユーザー視点で価値あるプロダクトを提供できている証拠で、非常に好感が持てる。
ito

カンム
伊藤さん

一人ひとりの「なんで使わないんだろう」にフォーカスしており、「これ便利だから使ってよ」という世界観ではありません。

そのため自分たちがなぜこれを作っているのか?ということに向き合いながら開発に臨むことができています。
その過程があるからこそユーザーからのフィードバックも、すごく励みになります。このような開発スタンスなので、ユーザーの気持ちに寄り添った開発をしたい方にオススメできます。

次はプロダクトをつくっている開発チームを紹介

開発体制、開発文化などについて紹介していきます。

開発体制と技術スタック

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バンドルカードは、フロントエンドが正社員1名、業務委託の方が3名、バックエンドは正社員3名で、5月から新たにインフラ専任エンジニアも1名ジョインしています。
新規プロダクトは、CTOの伊藤さんがリードしつつ、バンドルカードの開発と並行して担当している正社員とバックエンドの業務委託の方1名で構成されています。

バックエンドはGo、管理画面や機械学習周りはPythonやDjangoを利用
バックエンドのコンポーネントは大きく2つ
(アプリと通信するユーザー向けAPI)
(オーソリなど決済や残高の管理を担う決済システム)
フロントエンドは、ReactNative
インフラはAWS (一部金融機関とのつなぎこみなどでネットワーク機器などもあり)

スピード感あるリリースサイクル

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デプロイに関しては、アプリは週1ベース、バックエンドは週数回と、スピード感あるリリースサイクルとなっています。Notionのタスク管理をベースとした1週間ごとのアジャイル開発スタイルを採用しています。

またレビューやテストコード、CI/CD環境なども過不足なく体制を整えて運用できています。

【補足】

  • 開発フロー : 1週間単位のアジャイル開発(Notionでタスク管理)
  • テスト : 十分に実施している
  • CI/CD環境 : デプロイはコマンドラインベースで実行
  • コードレビュー : 十分に実施している
  • 企画決定フロー : チーム単位でフラットに議論して進めている
  • 技術的負債対応 : 設計を丁寧に行い技術的負債を出さないようにしつつ、その上で必要なものは当番制で対応

深い思考と議論によって、プロダクト品質を高める

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冒頭でも紹介したように、ユーザーの一人ひとりの行動や感情に丁寧かつこだわりを持ちながらプロダクト開発を進めています。そこで全員に共通するのは、「深く考え、こだわる」というスタイルです。

社内では「ぶつかり」と呼ばれ、設計など十分な考慮が必要な場面で、考えぬいた案をメンバー全員にぶつけ、その上でフィードバックをもらい再度考え抜いて議論する、という改善の仕組みが文化として定着しています。

実際に、このようなプロセスを繰り返して設計してきたことで、現状バックエンドでの技術的負債はその規模感と比較しても決して大きくなっていません。

やりぬける開発力

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カンムの技術力やこだわりを象徴するエピソードは「クレジットカード決済の処理を行うシステムであるプロセシングシステムの内製化」です。

海外のカードシステムを利用するにあたり、既存のシステムでは生のデータがリアルタイムで取れないことが課題となっていました。
そこで、当時スタートアップでもほぼ事例がなかったプロセシングシステムの内製化を3~4人という少人数のエンジニアで、たった半年間で開発したという実績をもっています。

全員がテクノロジーによる改善に取り組む「TechDay」

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カンムのユニークな点は、プロダクト志向の高さだけではなく、テクノロジーの力を平準化し、全社であらゆる改善に取り組んでいる点です。

例えば月に一度、社員が丸一日つかって「テクノロジーで業務改善」もしくは「おもしろいこと」をテーマにした開発を行う「TechDay」を開催しています。

TechDayについて詳しくはCOOの知久さんの以下ブログを参照
https://akirachiku.com/post/2019-06-22-kanmu-tech-day/

他にも、正しい事実に向き合うことを目的として、SQL勉強会などを通して社員がSQLを標準装備しています。また上級者がSQLの問題を作成し、職種関係なくランダムにアサインされる、SQLのクイズバトルのような取り組みが日常的に行われています。

カンムのアドベントカレンダーをみると、非エンジニア職の人が積極的にSQLやGASを習得している様子が伺えます。

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カンムアドベントカレンダー2019

経験豊富なメンバー

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開発チームも経験豊富なメンバーが在籍。 バックエンドのメンバーはそれぞれ独自のスペシャリティーを持った人材が多く、通常のバックエンド開発などに加えて、吉田さんは機械学習技術でフィルタリングモデルのブラッシュアップ、佐野さんはインフラ環境の構築なども担当してきました。
またフロントエンドの岡田さんは初期メンバーの一人で、「ぶつかり」などの開発カルチャーを生み出すなど、個性あふれるメンバーが在籍しています。

サポートメンバーの協力体制

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moriyoshiさんやtokorotenさんなど、これまで強力な外部の協力メンバーを巻き込んたプロダクト開発を進めてきているのが特徴的です。技術コミュニティを通してCTOやCOOがこういった強力なエンジニアとの横のつながりをもっている点もカンムの強みです。

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kiitok 上原

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上原

議論を非常に重視していて、「ぶつかり」という名称で日々の開発フローに組み込まれており、結果としてバックエンドの技術的負債がほとんどない状態の設計として成果を出せているのは、単に文化としてだけではなくクオリティも伴っているという証拠で魅力的。

非エンジニアのSQL力の高さやTechDayへの参加など、エンジニアリングへの理解が高いというのも、より近いコンテキストで議論できるのは魅力的。
ito

カンム
伊藤さん

最近入社を決めていただいたメンバーの一人は、面接時での議論をした際の目線の高さや議論の質に高いフィット感を感じで入社していただくなど、深い議論は一つのカルチャーでもあり、魅力的な箇所かなと手前味噌ながら考えています。

最後に、今もとめるポジションと成長機会を紹介

記載時点(20年5月)で募集中のポジションと期待値やそこで得られる機会について

いま求めているのは、このポジション

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フロントエンドエンジニアは、バンドルカードの新機能や新規事業の開発を担っていただきます。
バンドルカードについては、まだまだ対応すべき課題は多く、やればやるだけ結果が出せるという状況もあり、多くのユーザーからフィードバックをもらいながらクイックに改善を回せる環境はサービス志向のエンジニアにとって魅力的です。
またReactNativeでの技術的負債が溜まってきている状態で、あるべき設計について思考できる方もフィットします。

バックエンドエンジニアは、APIの開発運用などよくあるバックエンドの仕事に加え、Visaなどのビジネスパートナーと通信するシステムやユーザのカード情報や残高を管理する基幹システムの開発、運用が役割となります。
カード会社とのシステムのつなぎこみで独自のプロトコルをハンドリングしていく必要があるなど、通常のWeb開発だけではできない開発経験が積むことができます。

また新規事業のリードエンジニアは、現在CTO伊藤さんが進めているロールを引き継ぎ、プロジェクトをリードして進めてくれるプロダクトマネージャー的な役割も担っていただくポジションです。

得られる成長機会は

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カンムのビジネス面でも重要な役割を担う後払いサービス「ポチっとチャージ」では、さらなるグロースにアクセルを踏むためにも不正フィルタリングの精度向上は欠かせません。
現在も高い精度で実現できるようになってきていますが、まだまだ改善の余地はありますし、機械学習でダイレクトにビジネスに影響を与えることができます。

また、決済システムというミスが許されないプロダクトにおいて、いかにスピードとセキュリティや堅牢性を両立させていくかというのは、地味ではあるが非常にチャレンジングでやりがいも大きいです。

もちろん現在開発中の新プロダクトや海外展開なども検討しているなど、金融領域での0→1に関わり、大きな裁量をもって意思決定できる機会は非常に貴重です。

一緒に働きたい人は

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現時点では一定レベル以上の即戦力なエンジニアを求めています。
スタンスとしては、ここまで解説してきたような、深い思考・議論ができる人材を求めています。
バックエンドエンジニアであれば、細かい設計手法よりも、トランザクションをどうケアしていくのか?などの大枠でのシステム設計について十分議論できる人材をもとめています。

そしてスピードだけを優先することなく、顧客に向き合い、良いものづくりにこだわれるエンジニアがフィットします。

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kiitok 上原

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上原

これまでにない投資に関連する新規事業のキャリア、技術だけではなくプロダクト作りに興味があるエンジニアにとっては今のタイミングは非常に魅力的。

またバックエンドにおける機械学習によるフィルタリングモデルの改善は、機械学習テクノロジーを使ってダイレクトにビジネスに大きなインパクトを与えうる課題で、R&Dなど実ビジネスにおける成果が見えにくい事が多い機械学習ドメインにおいては非常にやりがいがある。
ito

カンム
伊藤さん

生活インフラに近いところを作っているので、非常にユーザーとの距離が近く、社会的なインパクトも大きい点が魅力的です。

また、少しでもミスをすると買い物ができなくなってしまうという、プロダクトの安定性と改善スピードのバランスの中でのヒリヒリ感が好きな人にはオススメです。

他にもこんなことを聞きました。

質問の一例

  • 新規事業の話
  • 会社のカルチャーの話
  • 面接手法の話

などなど。「もうちょっと話を聞いてみたい」と思った方は、kiitokに登録を。kiitok担当アドバイザーが記事では紹介していない情報も含めてご紹介します。

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kiitok review インタビュアー

株式会社トラックレコード CTO
上原 将之

京都大学経済学部卒業後、2010年にDeNAに入社。エブリスタ、MYCODE、歩いてオトク、AI創薬プロジェクトなど、様々な新規サービスの立ち上げや開発・運用に携わる。 サーバー、クライアント、iOS・Android、機械学習等、幅広い技術スタックでの開発を経験する。 その後フリーランスエンジニアを経て、kiitokを運営する株式会社トラックレコードを創業。

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  1. まずは会社とプロダクトについて紹介
  2. 次はプロダクトをつくっている開発チームを紹介
  3. 最後に、今もとめるポジションと成長機会を紹介
  4. 他にもこんなことを聞きました。
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